一度はやってみたい!「水上バス」での隅田川クルーズ
浅草のシンボルのひとつ「隅田川」。昔は隅田川が、東京の交通や物流の大動脈でした。いまでも「水上バス」という交通手段があり、浅草と、隅田川の下流や東京湾沿いにある要所とを結んでいます。このコラムでは、「水上バス」の楽しみ方についてご紹介します。
この記事の内容
「水上バス」の活用方法
「水上バス」は次の2つの目的で利用できます。
(1)交通手段として
浅草観光を満喫した後、次の観光地として東京湾岸方面を考えているなら、水上バスの移動が便利かもしれません。浅草からは、浜野離宮恩賜公園(はまりきゅうおんしこうえん)、日の出桟橋(ひのでさんばし)、お台場(おだいば)、豊洲(とよす)などの、東京湾岸の要所に移動することができます。
(2)隅田川観光クルーズを楽しむために
少し時間のゆとりがある方、浅草に滞在しながら観光を楽しむ方は、水上バスでの隅田が観光クルーズがお勧めです。例えば、浅草で水上バスに乗って浜野離宮(はまりきゅう)やお台場に行き、そこで観光した後、もう一度水上バスまたは電車に乗って浅草に戻ってくるというルートです。隅田川クルーズと東京観光をセットで楽しむことができます。
乗り場
銀座線や東武線の浅草駅から歩いて1分のところに「乗り場」があります。詳しくは、以下のURLに出ている地図をご覧ください。
住所:台東区花川戸1-1-1

水上バス乗り場 正面入口側

水上バス乗り場 桟橋側
ルート
浅草からは、次の6箇所に行くことができます。
(1)日の出桟橋(ひのでさんばし)
(2)浜離宮恩賜公園(はまりきゅうおんしこうえん)
(3)豊洲(とよす)
(4)お台場海浜公園(おだいばかいひんこうえん)
(5)パレットタウン
(6)東京ビッグサイト
各「乗り場」の詳しい情報や位置関係は、以下のURLにアクセスして、それぞれの乗り場名をクリックしてお調べください。
料金表&時刻表
浅草から各目的地への料金と所要時間は以下の通りです。乗る船の種類によって、料金が2種類に分かれますので、ご注意ください。
目的地 | 船の種類 | 大人料金(子供料金) | 所要時間 |
浜離宮 | 一般 | ¥980(¥370) | 約35分 |
日の出桟橋 | 一般 | ¥780(¥390) | 約40分 |
お台場海浜公園 (日の出桟橋で乗り換え) | 一般 | ¥1,260(¥630) | 約70分 |
お台場海浜公園 | ヒミコ | ¥1,560(¥930) | 約50分 |
豊洲 | ヒミコ | ¥2,040(¥1,170) | 約70分 |
日の出桟橋 | ホタルナ | ¥1,080(¥690) | 約40分 |
お台場海浜公園 | ホタルナ | ¥1,560(¥930) | 約60分 |
※ 浜離宮の運賃には、浜離宮恩賜公園の入場料が含まれています。
※ 上記の料金・所要時間は、いずれも「片道」です。
時刻表と料金は、以下のURLからも確認できます。
乗り場(出発地)と降り場(目的地)を入力して「検索」ボタンを押すと、各運行ルートごとの時刻表と料金を表示できます。
水上バスの種類
「急行」タイプの水上バスと、「一般」タイプの水上バスの2種類に分かれます。
(1)「急行」タイプ(ヒミコ、ホタルナの2種類)
「宇宙戦艦ヤマト」で有名な、日本のマンガ・アニメ界の巨匠 松本零士(まつもとれいじ)氏がデザインした船で、どちらも宇宙船をイメージしています。「一般」タイプの水上バスに比べて、目的地まで少し速いスピードで行くことができます。また、豊洲やお台場に行きたい場合、「一般」タイプの水上バスに乗ると、日の出桟橋で乗り換える必要がありますが、ヒミコやホタルナに乗れば、乗り換えなしで直接行くことができます。

ヒミコ

ホタルナ
(2)「一般」タイプ(龍馬(りょうま)、海舟(かいしゅう)、道灌(どうかん)、リバータウン、いりす、ジュビリー、アワータウンの7種類)
東京にゆかりのある英雄やギリシャ神話の女神などから、船の名前が取られました。「急行」タイプに比べると少し時間がかかりますが、浅草から東京湾にかけてのウォーターフロントをゆっくり観光しながら行くのに適しています。

龍馬(りょうま)
普段、陸地から隅田川を見ることはあっても、隅田川から浅草や東京の街を見る機会はあまりないですよね。ぜひ水上バスに乗って、普段とは異なる街の風景をお楽しみください。
水上バス 百景

水上バス乗り場から見たスカイツリー方面

隅田川河口近くの高層マンション群

日の出桟橋

レインボーブリッジとお台場方面

お台場水上バス乗り場とヒミコ

お台場のシンボル フジテレビ本社ビル

お台場から見たレインボーブリッジの夜景

水上バスから見た夜の築地(つきじ)市場と汐留(しおどめ)高層ビル群