日本の伝統行事「盆(ぼん)踊り」

16/08/2020

日本では8月の中旬にお盆(ぼん)という、先祖の霊を供養する祭りが全国各地で行われます。

そのお盆のメインイベントが「盆踊り」です。広場の中心地に櫓(やぐら)を立てて太鼓を鳴らし、町の人たちが大勢集まってその周りで踊ります。

元々「お盆」は仏教行事だったため、寺の境内で行われていましたが、現在は宗教色は薄くなりました。街の中心地にある広場や公園、学校の校庭などで行われていることがほとんどです。

盆踊りはプロが行う見せるための盆踊りと、誰でも参加できる盆踊りがありますが、町内で行うような小さな盆踊りは誰もが参加ができます。

盆踊りの音楽

盆踊りの音楽は多種多様で、曲によって踊り方も違います。しかし踊りはパターン化されていて、4つぐらいの動作の繰り返しです。初めての人でもすぐに覚えられます。

いくつかの定番曲があります。有名なのは「東京音頭(とうきょうおんど)」や「炭坑節(たんこうぶし)」などです。

また、夏が近づくと歌手が盆踊り用の曲をリリースすることもあり、流行の音楽に盆踊り風の振り付けを付けて踊ることもあります。

子供向けのアニメ番組では、夏になるとエンディングテーマが「○○音頭(おんど)」という、盆踊り風の音楽に変わり、アニメキャラクターが振り付けを踊ります。子供たちやその家族はそれを見て練習し、盆踊りに備えます。

海外でも人気のアニメ「ドラえもん」や「ポケモン」にも、「ドラえもん音頭」や「ポケモン音頭」があります。

有名な盆踊り

盆踊りは8月15日前後に日本各地で行われます。国外でも、日本人が多い地域では行われているほどです。日本国内での特に有名な盆踊りは、以下の3つです。

西馬音内(にしもない)盆踊り

「絵になる盆踊り」と言われるほどの美しい盆踊りで、無形文化財の1つです。世界中で海外公演も行われています。起源は定かではありませんが、もっとも古い記録は13世紀にまで遡ります。

美しい衣装を着た女性たちが、い草で作った「編み笠(あみがさ)」という帽子で顔を隠しながら踊ります。その中に、黒い覆面の踊子が混じっています。覆面の踊子は「死者」を表現しています。お盆の時期に生者の世界に戻って来た先祖の魂が、一緒に踊っているというイメージです。

美しさの中に、どことなく怪しさがあり、幻想的な真夏の夜のひと時を味わえます。

名称西馬音内の盆踊り
ウェブサイトhttps://kanko1.wixsite.com/mysite/bonodori-info
電話番号0183-55-8635(羽後町(うごまち)観光物産協会)
会場秋田県雄勝郡羽後町西馬音内(あきたけん おがちぐん うごまち にしもない )本町通り
地図
開催期間8月16日~18日 19:00~23:00

 

群上(ぐじょう)おどり

7月中旬~9月上旬まで、実に32夜を踊り続ける日本一長期間踊る盆踊りです。会場は期間中に市街地を一巡りし、毎日違う会場で行われます。特に盛り上がるのは8月14~16日の3日間です。

自由参加型の盆踊りで、途中から入っても離脱しても、全くの自由です。観光客も地元民も一体となって踊る高揚感は、ぜひ一度味わってみて欲しい体験です。

観光客の中で特に踊りが上手いと認定されると、その場で木札を渡されます。それを持って会場内の事務所に持っていくと、表彰状が貰えます。踊りが得意な人は、参加してみてください。

名称郡上おどり
ウェブサイトhttp://www.gujohachiman.com/kanko/odori.html
電話番号 0575-67-0002(郡上八幡観光協会)
会場岐阜県郡上市八幡町(ぎふけん ぐじょうし はちまんちょう)
地図
開催期間7月下旬~9月上旬

 

阿波(あわ)踊り

観客数も踊り子の数も、日本で最大の盆踊りが「阿波踊り」です。盆踊りに情熱を持っている地域は多いですが、この地域の人々が阿波踊りにかける情熱は凄まじいものがあります。

一般的な盆踊りは初心者でも踊れるスローテンポなものが多いですが、阿波踊りはアップテンポで動作にも筋力が必要です。動き自体は単純ですが慣れてないと数分で姿勢が崩れ、疲れてしまう人がほとんどです。これを数十分~数時間踊り続ける人々の熱意が、いかに強いかがわかります。

でも、阿波踊りの歌詞には「踊る阿呆(あほう)に見る阿保 同じ阿保なら踊らな損」というものがあります。この歌詞の通りに、踊り子を見ているうちにその熱意が伝染してきて、ついつい一緒に踊ってしまうほどのパワーがあります。

名称阿波踊り
ウェブサイトhttps://www.awaodori.tokushima.jp/
電話番号088-621-5298
会場徳島県徳島(とくしまけん とくしま)市街地
地図
開催期間8月12日~15日