日本の祭 7月 京都府「祇園祭(ぎおんまつり) 」

19/01/2020

日本でも3本の指に入るほど長い歴史と伝統を誇る「京都」。その京都で行われる数々の祭りの中でも、特に大きくて伝統的な4つの祭りを「京都四大祭り」といいます。このコラムで紹介する「祇園祭り」もそのひとつで、毎年7月1日から31日まで、まるまる1ヵ月間も続きます。さらに「祇園祭」は、日本全国を見渡しても非常に大きな祭りであるため、「日本三大祭り」のひとつにも認定されています。

祇園(ぎおん)とは?

祇園祭のメイン会場である「八坂(やさか)神社」は、昔は「祇園社(ぎおんしゃ)」と呼ばれていました。これは、祀られているのが「牛頭天王(ごずてんのう)」という仏教由来の神であることと関係があります。牛頭天王は、釈迦(しゃか)が説法を行った「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)」の守護神とされていため、牛頭天王を祭る神社も長らく「祇園社」と呼ばれていました。

日本は元々、神社と寺院の区別がなく、神社でも仏を祭り、寺院でも神道の神を祀って来た国です。しかし19世紀の後半、明治(めいじ)時代になってから、仏教の寺院と神道を分離するようになりました。これにより「祇園社」は、「八坂神社」と名前を変えて現在に至るのです。

名称八坂神社
ウェブサイトhttp://www.yasaka-jinja.or.jp/
電話番号075-651-6155
住所京都府京都市東山区祇園町北側(きょうとふ きょうとし ひがしやまく ぎおんまち きたがた)625
地図
営業時間24時間開放

 

祇園祭の見どころ

祇園祭の期間中、八坂神社では多くの儀式やイベントが行われますが、その中でも一番のハイライトが「山鉾(やまぼこ)」という山車(だし)を引き回す7月17日と24日の「山鉾巡行(やまぼこじゅんぎょう)」です。

山鉾は、彫刻や刺繍など様々な伝統工芸美術で飾られていて、その1台1台が文化財となっています。その美しさは「動く美術館」と呼ばれるほどです。商店街に立ち並ぶビルと同じ大きさの山車が動く様子は、まさに圧巻です。

当日は誰でも自由に見学できますが、多くの人が見学に訪れる祭りなので混雑は覚悟してください。しかし、事前に有料席を予約すると、ゆっくり見ることができます。

名称祇園祭
ウェブサイトhttps://ja.kyoto.travel/event/major/gion/
電話番号075-343-0548(京なび)
会場八坂神社周辺
開催期間7月1日~31日

 

その他の地域の祇園祭

祇園祭という名の祭りは、「牛頭天王」を祀る神社が建っている土地にあるため、日本全国で行われるのですが、それぞれの地域によって特色があります。その中でも、特に特徴的なのは以下の4つの祇園祭です。

福島県「会津(あいづ)田島(たじま)祇園祭」

7月23日の朝に行われる「七行器(ななほかい)行列」は、日本の伝統の結婚式衣裳を着た男女の行列です。実際に行列に参加する人の中には未婚者も既婚者もいますが、花嫁衣裳での行列は他の祇園祭にはありません。

名称会津田島祇園祭
ウェブサイトhttp://www.minamiaizu.org/gion/
電話番号0241-62-6200(南会津町役場本庁舎 商工観光課)
会場田出宇賀(たでうが)神社周辺 福島県南会津郡南会津町田島宮本甲(ふふくしまけん みなみあいづぐん みなみあいづまち たじま みやもとこう)629
地図
開催期間7月22日~24日

 

愛知県「豊橋(とよはし)祇園祭」

日本の夏の風物詩「花火大会」の発祥の祭りです。発祥当時の花火大会では、「手筒(てづつ)花火」といって、花火を発砲する筒を両手で抱えて行いました。現代でもそのスタイルで行っており、他の花火大会とはまた違った迫力があります。

名称豊橋祇園祭
ウェブサイトhttps://www.toyohashigion.org/
電話番号 0532-53-5528
会場吉田(よしだ)神社  愛知県豊橋市関屋町(あいちけん とよはしし せきやちょう)2
地図
開催期間7月中旬

 

福岡県「博多(はかた)祇園山笠(ぎおんやまがさ)」

会場となっている櫛田(くしだ)神社は、京都の八坂神社から分霊されてできた神社のため、京都の祇園祭に倣って行われます。ただしこちらでは、「山鉾(やまぼこ)」ではなく「山笠(やまがさ)」という神輿(みこし)を担ぐため「祇園山笠(ぎおんやまがさ)」と呼ばれます。

名称博多祇園山笠
ウェブサイトhttps://www.hakatayamakasa.com/
電話番号092-291-2951
会場櫛田(くしだ)神社 福岡市博多区上川端町(ふくおかし はかたく かみかわばたちょう)1-41
地図
開催期間7月1日~15日

 

福岡県「小倉(こくら)祇園太鼓(ぎおんだいこ)」

こちらも、元々は京都の祇園祭を模したものですが、祭りで奏でた音楽の太鼓が地域の伝統芸能として今でも盛んです。7月に入ると、本祭に向けた太鼓の練習が町中に響きます。

名称小倉祇園太鼓
ウェブサイトhttp://kokuragiondaiko.jp/
電話番号093-562-3341
会場八坂神社 福岡県北九州市小倉北区城内(ふくおかし きたきゅうしゅうし こくらきたく じょうない)2-2
地図
開催期間7月中旬金・土・日