東京の歴史巡り① 東京を造った徳川家康

20/01/2020

日本観光と言えば、まず東京に行く人も多いでしょう。
このコラムでは、東京にまつわる歴史と、その観光スポットを紹介します。

昔は超田舎だった東京

東京は、初めから日本の首都だったわけではありません。
記録として残る最初の主要都市は、関西(かんさい)地方の奈良(なら)県にありました。

その後、日本の首都は8世紀半ばに同じく関西地方の京都(きょうと)に移り、19世紀後半まで日本の中心として機能していました。その当時、東京を含む関東(かんとう)地方は、関西からみると遠く、未開の地でした。

12世紀末になって関東の武士が一致団結し、神奈川(かながわ)県の鎌倉(かまくら)に武士政権を作りましたが、14世紀中ごろには武士政権も京都に戻り、結局は関東は田舎のままでした。

その頃の東京は「江戸(えど)」と呼ばれていました。

東京を整備した男「徳川家康(とくがわいえやす)」

1560年、関西の有力武士「豊臣秀吉(とよとみのひでよし)」と関東の有力武士「北条氏政(ほうじょううじまさ)」の戦いがあり、豊臣秀吉が勝利しました。その時の恩賞として江戸の地をもらったのが、豊臣秀吉の部下で「徳川家康(とくがわいえやす)」という静岡(しずおか)県出身の武士でした。

家康は、15世紀半ばに建てられた「江戸城」に入居し、単なる城下町の1つだった江戸を大都市へと改造する計画を立てます。

やがて豊臣秀吉が没すると、その遺志を継ごうと部下同志の争いが起き、最終的に家康が勝利し、武士政権の長である「征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)」となりました。

以後の約300年間、徳川家出身の15人の将軍たちが日本を統治した時代を「江戸(えど)時代」と言います。

徳川家康ゆかりの観光スポット4選

1.皇居東御苑(こうきょひがしぎょえん)

皇居(こうきょ)は天皇(てんのう)が住んでいる場所ですが、元はと言えば江戸城です。
江戸時代が終わり、首都機能が東京に移った時に、天皇も京都から天皇に引っ越しました。

現在、一部が一般公開されていて、江戸城の土台や門跡、庭園などを見学できます。
またスマートフォンアプリの音声ガイドは、英語や中国語などの6ヶ国語に対応しています。

名称皇居東御苑
オフィシャルサイトhttp://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
電話番号03-3213-1111(宮内庁)
住所東京都千代田区千代田(とうきょうと ちよだく ちよだ)1-1
地図
営業時間3月1日~4月14日・9月1日~10月30日:9時~4時半
4月15日~8月31日・11月1日~2月末日:9時~4時
月・金・12/28~1/3・その他行事のある日は休園

2.愛宕(あたご)神社

愛宕神社の大元は京都にあり、火の神を祀る神社です。
木造の家が密集し、火事になりやすかった江戸を守るため、家康が命じて建てました。

名称愛宕神社
オフィシャルサイトhttp://www.atago-jinja.com/
電話番号03-3431-0327
住所東京都港区愛宕(とうきょうと みなとく あたご)1-5-3
地図
営業時間24時間開放(社務所の受付は9時~17時)

 

3.増上寺(ぞうじょうじ)

家康の葬式が行われた寺です。以来、徳川家代々の菩提寺(ぼだいじ)となり、歴代将軍の墓があります。桜の花が咲く時期になると、境内がライトアップされて大変きれいです。

名称増上寺
オフィシャルサイトhttp://www.zojoji.or.jp/
電話番号03-3432-1431
住所東京都港区芝公園(とうきょうと みなとく しばこうえん)4-7-35
地図
営業時間9時~17時

 

4.芝東照宮(しばとうしょうぐう)

家康の死後、家康を江戸の守り神として祀った神社です。

名称芝東照宮
オフィシャルサイトhttp://www.shibatoshogu.com/
電話番号03-3431-4802
住所東京都港区芝公園(とうきょうと みなとく しばこうえん)4-8-10
地図
営業時間24時間開放(社務所の受付は 9時~16時30分)

 

実は、家康の墓は東京都内にはありません。
遺言により、増上寺で葬儀が行われた後、静岡(しずおか)県の久能山東照宮(くのうざん とうしょうぐう)で西の勢力を睨むように立った姿で埋葬され、その一年後に今度は北を守るために栃木県の日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)に分霊されました。

家康は最期まで江戸を案じ、死後も江戸を守ろうとしました。
家康が作った「江戸」の都市計画は大成功し、西洋文化が入ってきても、都市構造はそのままで「東京」となりました。

東京の歴史巡り②』に続きます。