子どもと栄養(2歳頃)

大人と同じ食事ができるようになる

母乳・ミルクしか飲めなかったのが、次第にドロドロの離乳食を飲み込めるようになり、さらに少しずつ固い食材を噛みくだけるようになる赤ちゃん。2歳頃になると完全に離乳食を卒業し、大人と同じメニューが食べられるようになります。スプーンやフォーク、コップの扱いも上手になって、家族で「おいしいね」「これが好きなんだね」などとおしゃべりしながら、食事時を楽しく過ごすことができるようになるのもこの頃。

 

このように書くと、何の悩みもなく順調な子育てに思えますが、子育てに順風満帆な時期などありません。そう、2歳といえば「イヤイヤ期」。

2歳児の食事の悩み

 

子どもは2歳くらいになると、好き嫌いがはっきりしてきます。しかし、自分の気持ちを的確に言葉で表現する力はまだ育っていません。そのもどかしさを「イヤイヤ」という言葉やかんしゃくで伝えるのです。食事に関しても、好んでたくさん食べてくれる物と、嫌がってどうしても食べてくれない物がでてきます。我が家の場合、野菜は好んで食べたのですが、ご飯をあまり食べませんでした。

 

ママ友に相談すると、「うちは逆で、ご飯ばっかり食べて野菜を全然食べないから困っているのよ」とのこと。食事に関しても個人差が大きく、お宅によって悩みはまちまちです。

2歳頃に必要な栄養は?

2歳頃の子どもが一日に必要なエネルギーは900~950kcal。これは、成人女性の約半分のカロリーです。ご飯やおかずをよそうとき、大人の量のだいたいを半分くらいを盛りつければOK。ただ、育ち盛りの子ども達ですから、たんぱく質(肉や魚など)やカルシウム(牛乳や小魚など)といった栄養に関しては「大人の半分」より少し多めに与えることを意識しましょう。朝、昼、夜の1日3食を基本とし、不足ちがちなビタミン(果物など)やミネラル(ナッツなど)を1日1~2回のおやつで補うと良いですね。

「イヤイヤ期」の食事

先ほどの触れたように、この時期は「イヤイヤ」と言い出して食事時を逃したり、特定の食材を食べてくれないことで栄養の偏りが心配されたりと、親の思い通りにはいかないのが現実。

しかし、11歳になった息子は好き嫌いなく、上機嫌で食事時を過ごしています。この子が2歳のとき、あんなに悩んだのが嘘みたい。だから、子育て真っ最中の皆さんも「あと10年もすれば笑い話になるわ」と思って、食べムラや好き嫌いを大目に見て過ごしましょう。

遊びに夢中だったり、疲れてお昼寝してしまったりと、食べる時間も安定しませんが、お腹が空けば食べてくれます。嫌いな食材も、好きな食材と混ぜたり、味付けを変えたりすることで食べてくれることも。また、我が家のようにご飯は苦手でもパンだったら食べてくれたので、炭水化物はパンから摂取……というように、足りない栄養素は同じ栄養を含む好きな食材から摂ることに。こうすれば、親子ともにストレスを感じなくて済みますよね。

 

私たち大人がおいしそうに楽しく食事をしていれば、子ども心に「食事の時間は幸せな時間」と感じることができるでしょう。無理に食べさせたり、「食べ終わるまで遊んじゃダメ!」などと叱ったりすると、食事とマイナスイメージが結び付いてしまう恐れがあります。子ども自身が食を楽しんでいることが「正解」だと捉え、笑顔あふれる食卓を。